英語を話せるようになりたくてテキストを買っても、2、3ページで挫折する。また買って、また続かない。カナダへのワーホリを決めた私が渡航前に続けられたのは、映画や音楽と、アルバイトで実際に使う英語だった。
映画と音楽を、英語に触れる時間にした
机に座って勉強しようとしても続かなかったので、まずは普段見ていた映画を英語の音声に切り替えた。字幕は英語にしたり、日本語にしたり。聴く音楽も英語の曲に変えた。
歌詞は何を言っているか分からなくても、聞こえた音を真似して口ずさんだ。あとで歌詞を見て「あ、こんなことを言っていたんだ」と答え合わせをする。私には、まず耳を慣らすところから始めたのが大きかったと思う。
大学2年生の夏休みには、マレーシアで2週間の英語プログラムにも参加した。同じ学部の友達と授業を受け、異文化に触れる経験をした。海外に行きたい気持ちは、その後も続いていた。
卒業前の半年、片道2時間かけて成田空港へ
大学時代は、水泳コーチのアルバイトを4年間続けていた。保健体育の先生を目指していたので、長いインターンシップのつもりだった。
卒業後にカナダへ行くと決めてからは、卒業までの約半年間、成田空港の日本食のファストフード店でも働き始めた。通勤は片道約2時間。外国人のお客さんが多い場所で、レジを担当した。
実際に接客すると、話したかったのに話せない内容が出てくる。その場で必要になった言葉だから、次の出勤までに練習する内容が具体的になった。
「言えなかったこと」を、次のシフトで使う
シフトで言えなかったことをメモして帰り、次に仕事へ向かう電車で英語のフレーズに直した。帰りは疲れて寝てしまうので、練習するのは行きの2時間。「今日はこれを言えるようにする」と決めて、口パクで繰り返していた。
出勤したら、そのフレーズを実際に使う。また言えないことが出てきたらメモして、次の出勤前に練習する。この繰り返しを約半年続けて、簡単な接客英語は話せるようになったと思う。
何でも自由に話せるようになった、という話ではない。私の場合は、自分が使いたい言葉を練習して、使う機会を持つやり方が続いた。座って文字を書くより、耳で聞いて真似し、実際にやってみるほうが取り組みやすかった。
自分の生活に合わせて試す、英語準備リスト
同じアルバイトや長い通勤を再現する必要はない。私の体験をもとに、今の生活で試すための手順として整理すると、こんな形になる。
- 使いたい場面を一つ選ぶ。自己紹介や接客など、自分に必要な場面から考える。
- 言いたいのに言えないことをメモする。一度にたくさん集めず、まず一つ選ぶ。
- 短い英語にして、声に出す。意味と発音を確認しながら練習する。移動中なら、周囲に配慮して口を動かす練習でもいい。
- 使う機会を作る。会話練習などで試し、言えたことと詰まったことを次のメモに残す。
自分に合うやり方やペースは人それぞれ。まずは一つ、次に使いたいフレーズを決めるくらいなら始めやすいと思う。
そえちゃんの体験談をもとに、ブログ向けの整理・解説を加えた記事です。
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